でんさい(電子記録債権)とファクタリングの違いは?自社に合った選び方を解説

でんさいとファクタリングの違い
利用者の声

でんさいとファクタリングって似たサービスだと思うけど、でんさいは手続きが面倒そうだしファクタリングは怪しい。結局、うちの場合はどちらを選べばいいの?

でんさい(電子記録債権)とファクタリングは、どちらも請求書を期日前に現金化できる資金調達手段です。ただし、2つのサービスの性質の違いから利用が向いている会社様は異なります。まずは、簡単に比較表を作成しました。

でんさいが向いている会社様ファクタリングが向いている会社様
・手数料を安く抑えたい
・健全な財務状況である
・取引先に通知されても問題ない
・銀行融資を断られた
・資金繰りの厳しさを取引先にバレたくない
・取引先の倒産リスクを回避したい

この記事では、でんさいとファクタリングの違いについて解説します。

この記事でわかること
  • でんさいとファクタリングの違いや共通点がわかる
  • でんさいとファクタリングの選び方がわかる
  • ご自身にあったサービスの利用がわかる
目次

でんさい(電子記録債権)とは?

まずは、でんさいの仕組みとメリット・デメリットについて解説します。もしファクタリングの仕組みを知りたい方は以下をご覧ください。

でんさいとは?(電子記録債権・電子手形)

でんさい(電子記録債権)とは?

でんさい(電子記録債権)とは、従来の手形や売掛債権が抱えていた紛失リスクや事務負担などの課題を解消するために生まれた、電子データで記録・管理される新しい金銭債権です。全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)を通じてオンライン上で安全かつ迅速に取引が行われ、電子化された手形のような役割を果たします。

でんさいのメリット・デメリット

でんさいのメリット・デメリットについて比較しました。

メリットデメリット
・従来の手形より手続きにかかる諸費用が安い
・必要な分だけ債権を分割して現金化できる
・契約に関する書類等を紛失するリスクがない
・手数料は年利1.5~5.5%程度と安い
・取引先もでんさいに契約している必要がある
・審査には経営状態が大きく影響する
・取引先が倒産したら責任が伴う

でんさいのメリット

ペーパーレス化により、手形の発行や保管にかかる印紙税・郵送費・管理の手間を大幅に削減できます。

また、必要な分だけ債権を分割して、他社への支払いに充てたり、金融機関で現金化(でんさい割引)したりできます。データはすべてでんさいネットで一元管理されるため、紛失や盗難の心配がありません。さらに、金融機関のでんさい割引を利用する際の手数料(割引料)は年利1.5%から5.5%程度と、非常に低く抑えられます。

でんさいのデメリット

支払企業(発注元)と納入企業(受注先)の双方が、でんさいネットを利用できる金融機関に登録している必要があります。また、でんさい割引を利用する際、金融機関による融資と同等の審査が行われるため、自社の経営状態が悪いと審査に通らない場合があります。さらに、でんさい割引で早期資金化した後、万が一支払企業が倒産した場合、納入企業が代わりにその金額を銀行へ弁済(払い戻し)しなければならないという償還請求権(未回収リスク)があります。

でんさいとファクタリングの共通点

まず、でんさいとファクタリングの共通点について解説します。

でんさいとファクタリングの共通点
  • 請求書を期日前に資金化できる
  • 決済は支払い企業が行う

請求書を期日前に資金化できる

でんさいもファクタリングも、本来であれば数ヶ月先にならないと入金されない売掛債権(請求書や手形)を、期日を迎える前に現金化して手元のキャッシュを増やすことができる資金調達(キャッシュフロー改善)手段であるという点が共通しています。

決済は支払い企業が行う

でんさいもファクタリングも最終的な代金の決済(支払い)は、あくまで元の支払い企業(売掛先)が行います。

でんさいであれば期日に口座から自動引き落としされ、3社間ファクタリングであれば支払い企業からファクタリング会社へ直接入金されます。なお、2社間ファクタリングの場合は、支払い企業から自社に入金された後、自社からファクタリング会社へ速やかに送金する形になります。

でんさいとファクタリングの違い

でんさい(でんさい割引)とファクタリングには、主にネットワーク、手数料、契約締結、償還請求権、取引先への通知という5つの違いがあります。

スクロールできます
項目でんさいファクタリング
ネットワーク加入が必須加入不要
手数料年利1.5~5.5%取引ごとに1~20%
契約締結初回のみ契約手続きが必要都度契約手続きが必要
償還請求権あり(取引先が倒産したら自社が支払う)なし(取引先が倒産しても自社は責任を負わない)
取引先への通知必須必須ではない

ネットワーク

でんさいは、全銀協が運営するでんさいネットの共通ネットワーク上で稼働するため、支払企業と納入企業が共に入会している必要があります。したがって、でんさいは取引先に対して自社が資金繰りの早期化を望んでいることを伝える仕組みと言えます。

一方、ファクタリングは売買契約であるため、共通のネットワークやシステムに双方が加入している必要はありません。したがって取引先への通知が発生しない仕組みです。

手数料

手数料はでんさいのほうが安いです。

でんさい割引の手数料は年利1.5%から5.5%程度と低水準です。これに対し、ファクタリングの手数料は2社間取引で8%から18%程度、3社間取引でも2%から9%程度と、でんさいに比べて高めに設定されています。

ただし、でんさいの利用は銀行の融資審査と同様なので審査は厳しいです。自社の財務状況を踏まえて利用を検討しましょう。

契約締結

でんさいは、最初に一度金融機関を通じてでんさいネットの利用登録を済ませれば、次回以降はオンライン上の簡単な操作だけで取引が完了します。一方、ファクタリングは売掛債権をその都度売買する形式をとるため、利用する度に毎回契約を締結する手間が発生します。

したがって、でんさいのほうが契約手続きは簡単です。

償還請求権

万が一、取引先が倒産したときの回収リスクはファクタリングのほうが有利です。

でんさいには償還請求権があります。支払企業が倒産して決済ができなかった場合、早期資金化を行っていた納入企業が銀行に対して資金を買い戻す(弁済する)義務を負います。一方、一般的なファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)の契約であるため、売掛先が倒産しても自社が支払いを肩代わりする必要はありません

なお、償還請求権をありに設定して取引先の倒産時の回収リスクを利用者側に負担させる会社も存在します。これは金融庁から貸金業とみなされるため違法業者の可能性があるので、事前に確認しておきましょう。

取引先への通知

でんさいは電子データとしてでんさいネットに記録されるため、利用状況は取引先(支払企業)に必ず把握されます。これに対し、ファクタリング(特に2社間ファクタリング)は、取引先に知られることなく自社とファクタリング会社の間だけで完全に手続きを完結させることができます

でんさい・ファクタリングに迷ったときの選び方は?

自社の状況や優先したい事項に合わせて、以下のように選び分けましょう。

でんさいが向いている会社様ファクタリングが向いている会社様
・手数料を安く抑えたい
・健全な財務状況である
・取引先に通知されても問題ない
・銀行融資を断られた
・資金繰りの厳しさを取引先にバレたくない
・取引先の倒産リスクを回避したい

でんさいを選ぶべきケースとしては、取引先(支払企業)がすでにでんさいを導入しており、協力を得られる場合が挙げられます。また、自社の財務状況や業績が安定しており、銀行の審査に通る自信がある場合や、資金化にかかるコスト(手数料)を極力低く抑えたい場合にも適しています。

ファクタリングを選ぶべきケースとしては、取引先に資金調達していることを絶対に知られたくない場合(2社間ファクタリング)が挙げられます。さらに、赤字決済や税金滞納などがあり、金融機関(銀行)の審査に通るのが難しい場合、即日から数日以内など、とにかく急ぎで手元に現金が必要な場合、取引先の倒産による未回収リスクを完全にゼロにしたい場合にも有効な選択肢となります。

でんさいよりファクタリング利用を希望する方向けの会社5選

でんさいと比較してファクタリングを選ぶ場合におすすめの会社を5社厳選しました。

ファクタリング会社の選定基準
  • 審査時の書類手続きを少なく済ませたい
  • 資金繰りの厳しさを取引先にバレたくない
  • 高額な資金調達をする必要がある
  • 赤字決算や税金滞納中など財務状況が健全ではない

QuQuMo

ファクタリングのQuQuMo
必要書類
  • 請求書
  • 通帳コピー

QuQuMoは請求書と通帳のコピーを用意したら最短2時間の即日入金が目指せるファクタリングサービスです

QuQuMoの特徴
  • 必要書類は2点だけ
  • 最短即日2時間で入金
  • 2社間契約なのに手数料1%~
  • 買取額の上限・下限はなし
  • (一社)オンラインファクタリングに所属

QuQuMoは買取額の上限や下限を設定していません。1億円の大口取引の請求書であってもファクタリングが利用できます。

QuQuMoを運営する株式会社アクティブサポートは、東証上場企業のフリー(freee)やGMOペイメントゲートウェイなどが所属する「一般社団法人オンラインファクタリング協会」に2023年から所属しています。加入時期は2025年入会の三井住友カードよりも早いです。

いち早くオンラインファクタリングによるサービス提供を進めてきたから、最短即日の入金対応に向けた審査や契約手続きがスピーディに実現できます。

利用対象者は個人事業主・法人を問いません。事業者の方ならどなたでも利用できますが、緊急性の高い資金調達なら手数料が安くなる可能性が高いです。

利用者の声

初めて相談しましたが、QuQuMoは午前中に審査申込をして当日の夕方までに入金していただけました。即日対応のスピード感は銀行融資では難しいので資金調達が必要な際はまた利用します。

少ない必要書類で審査申込できるため緊急性の高い資金調達を今すぐ解決したい方はQuQuMoに問い合わせてみてください。

事業者名QuQuMo
対象事業者法人・個人事業主・フリーランス
買取可能額下限・上限なし
手数料1%~
審査スピード最短30分
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間
必要書類請求書
通帳
審査通過率非公開
オンライン完結
設立2018年
本社所在地東京都豊島区南池袋2丁目13-10 南池袋山本ビル 3階
運営会社株式会社アクティブサポート
公式サイトURLhttps://ququmo.net/

ベストファクター

ベストファクターは審査通過率92.25%と審査に通りやすいファクタリング会社です

ベストファクターの特徴
  • 審査通過率は92.25%
  • 最短60分(24時間以内)に入金まで完了
  • 注文書ファクタリングも可能
  • 国際規格(ISMS)のセキュリティで秘密厳守

審査通過率90%以上のファクタリング会社はそう多くありません。しかし、ベストファクターは平均92.25%の審査通過率なので資金調達に困っている方でも高確率で調達に成功します。

まだ工事中だったり納品が完了していなかったりするお仕事であってもベストファクターなら注文書ファクタリングが可能です。

利用者の声

前期は赤字決算で資金繰りも厳しかったのですが、ベストファクターさんは審査を通していただけました。資金調達シミュレーションもスムーズでした。

利用者の声

取引先に資金繰りの厳しさを知られたくなかったのですが、ベストファクターは2社間ファクタリングなのでバレずに資金調達できました。経済産業省のセキュリティ基準認証企業なので、会社の規模感の視点で見ても安心です。

利用者の声

個人事業主です。プライベートと同一の通帳だったので心配でしたが、ベストファクターさんは審査を通していただけました。こちらの事情をくみ取っていただけるファクタリング会社だと私は思います。

92.25%の高い審査通過率で最短即日入金が目指せるのでぜひベストファクターへ審査申込してください。

事業名ベストファクター
対象事業者法人・個人事業主・フリーランス
買取可能額10万円~
手数料2%~
審査スピード最短60分
入金スピード最短60分
契約の種類2社間、3社間
必要書類請求書
通帳
見積書
身分証明書
審査通過率92.25%
オンライン完結
設立2020年
本社所在地東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー24階
運営会社株式会社アレシア
公式サイトURLhttps://bestfactor.jp/

アクセルファクター

ファクタリングのアクセルファクター

アクセルファクターは独自審査により審査通過率93.3%と最短2時間の即日入金を両立するファクタリング会社です

アクセルファクターをおすすめする理由
  • 中小企業庁「認定経営革新等支援機関」事業者
  • 審査通過率は高水準の93.3%
  • 入金まで最短2時間
  • 業界最安値手数料0.5%~(条件あり)
  • 累計利用社数は11,000社以上
  • 必要書類は請求書・通帳・身分証明書のみ

アクセルファクターは資本金2億円超のネクステージグループのファクタリング会社です

入金までのスピード優先で取引先に通知しない2社間ファクタリング、売掛債権の信用力をもとに手数料を安くする3社間ファクタリングのどちらも使えます。

最短2時間以内に入金できるファクタリングサービスとして、2018年の創業以来1万社以上の事業者に選ばれました。

最大3億円まで資金調達可能な大手ファクタリング会社なので安心して利用できるファクタリング会社をお探しの方にもおすすめします。

事業者名アクセルファクター
対象事業者法人・個人事業主・フリーランス
買取可能額30万円~上限なし
手数料0.5%~
審査スピード最短30分
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間
必要書類請求書
通帳
身分証明書
審査通過率93.30%
オンライン完結
設立2018年
本社所在地東京都豊島区高田3丁目32-1 大東ビル3階
運営会社株式会社アクセルファクター
公式サイトURLhttps://accelfacter.co.jp/

土建くん

建設業の注文書ファクタリングにも対応する土建くん

土建くんは審査通過率93%で16時までの審査申込で最短当日入金できる建設業特化型ファクタリングサービスです

土建くんをおすすめする理由
  • 審査通過率は93%
  • 業界最安水準の手数料2%~
  • 創業10年のワイズコーポレーションが運営

ファクタリングで創業10年の歴史を誇るワイズコーポレーションが建設業出身のスタッフをそろえ、建設業の経営者様向けに土建くんのサービス提供を開始しました。これまでに累計10,000件以上の相談件数を獲得しています。

審査通過率は93%なのでファクタリングの審査に通したい建設業の経営者様におすすめです。

事業名土建くん
対象事業者法人・個人事業主・フリーランス
買取可能額10万円~
手数料2%~
審査スピード最短2時間
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間、3社間
必要書類請求書、通帳のコピー、本人確認書類
審査通過率非公開
オンライン完結
設立2017年
本社所在地東京都豊島区池袋2-53-12 ノーブル池袋3F
運営会社株式会社ワイズコーポレーション
公式サイトURLhttps://witservice.co.jp/

【PR】爆速ペイ

即日ファクタリングの爆速ペイ

爆速ペイは24時間365日即時入金が可能なファクタリングサービスです

爆速ペイの特徴
  • 土日祝日含む24時間365日即時入金
  • 審査結果のお知らせまで最短10分
  • 審査通過率90%以上
  • 手数料は明確な設定(8~15%)
  • 担当者の丁寧な接客が評判

爆速ペイは2026年に立ち上がったばかりのサービスですが、後発の新しいファクタリングサービスとして1件1件の審査申込に丁寧な対応を心がけていることが評判です。広報担当へのインタビューも行いましたが「実は他社より手数料が安い」「取引先のマッチングによってビジネスチャンスが生まれた」など、サービス利用者レビューがありました。

最短10分のスピード審査に加え、利用者様が審査通過できるような審査を心がけるサービスです。

他社からの乗り換え時、爆速ペイでは初回手数料最大2%ディスカウントキャンペーンも実施しています。他社で断られた方や乗り換えを希望する方はぜひ審査申込をしてみましょう。

でんさいとファクタリングの違いに関するよくある質問

でんさいとファクタリングの違いを調べる方のよくある質問にお答えします。

一括ファクタリングとでんさいの違いは?

一括ファクタリングは、主に支払企業(発注元)が主導して導入する決済代行システムで、納入企業が保有する一連の売掛債権を銀行などが一括して買い取ります。原則として償還請求権なしのため、支払企業が倒産しても納入企業にリスクはありません。でんさいは、手形の代替となる純粋な電子債権(決済手段)であり、でんさい割引による資金化には償還請求権がある(倒産リスクを自社が負う)という点で大きく異なります

ファクタリングは怪しくないの?

ファクタリング自体は、経済産業省や中小企業庁も推奨している法的に認められた合法的な資金調達(債権譲渡)手法です。ただし、近年ファクタリングを装って不当に高い利息を請求する闇金(違法業者)が一部存在します。手数料が相場を大きく逸脱して高い、償還請求権(買戻し特約)がついている、担保や保証人を求められるといった場合は、違法な業者の可能性が高いため注意しましょう。

でんさいやファクタリングの勘定科目は?

それぞれ以下の勘定科目を用いて仕訳を行います。

でんさいを利用する場合、債権を受け取ったときは電子記録債権、債権を支払うとき(支払企業側)は電子記録債務となります。また、期日前に現金化(でんさい割引)した際の手数料は、手形売却損または割引料として処理します。

ファクタリングを利用する場合、売掛金を売却(ファクタリング契約完了)したときは未収金(または現金預金)となります。また、ファクタリング会社に支払った手数料は、売買手数料または債権売却損の勘定科目を使用します。

※この記事はアフィリエイト広告を含みます

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この記事を書いた人

私たちは、お客様の夢や経営課題を共有し、共に走り、「お客様が、前を向き、上を目指して、事業に専念できる」サービスを提供させて頂くことが目標です。
そのために、税金と会計のプロフェッショナルであることは当然ですが、まず、一人一人の社員が安心して、真っ直ぐに頑張れる環境を創り、仕事においても家庭においても幸せを実現することで、初めて一人の人として同じ目線でお話しできるようになると考えています。

税理士
(東海税理士会浜松西支部:登録番号140023号)
行政書士
(静岡県行政書士会静岡支部:登録番号24170888号)
認定経営革新等支援機関
(中小企業庁第66号認定番号:106622000601号)

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